本日、京都リサーチパークで市民公開講座の講演をしてきました。関西テレビが後援で、司会もTVで見かけるプロのアナウンサーの方がされていました。脳卒中の後遺症治療がテーマで、私に与えられた演題は、『脳卒中後遺症のリハビリテーション&痙縮に伴うリハビリテーション』というものでした。運動性下降路の再建・強化について噛み砕いて話しをしてきました。また、痙縮に関しては、促通反復療法の併用療法である振動刺激について取り上げました。事前に募集していた参加者の方々の質問リストを拝見しましたが、まだまだ多くの必要な方に必要な情報が行き渡っていないんだなあと実感しました。逆に、色々なところで情報をかき集めておられ、その辺のセラピスト以上に詳しいのではないかというような方もたくさんいらっしゃいました。情報があふれかえっている世の中なので、何が正しくて何が間違っているのかをきちんと見極める能力が重要になってきていますし、セラピスト自身がしっかりと学び続けないといけません。このままでは、”かしこい”患者さんには、知識面で置き去りにされていくセラピストがたくさん増えていくのではないかと思いました。