上肢用ロボット型運動訓練装置ReoGo-J体験会が、大阪でありました。運動方向や課題のバリエーションが多いのが特徴です。気になった点としては、運動中の誘導(アシスト)は行ってくれるのですが、初動(動き出し)がトリガーとなっている点です。ニューロリハビリテーションの戦略としては、自らが動き出すのが大前提なのですが、初動(動き出し)の抵抗感が強すぎる印象を受けました。そのあたりの設定をどこまで変えられるのか確認ができませんでしたが、麻痺が中等度~重度となると難しいのではないかと感じました。症例報告でも、電気刺激を併用するなど工夫して使用しているとおっしゃっていました。適応範囲はStageⅡ~Ⅴとのことですが、正直麻痺が軽度の方が対象のような気がします。CI療法をベースとした応用技術というのが個人的な感想です。